アプリ依存性の導入

自社開発アプリケーションのバンドルをアップロードすると、Ivanti Neurons for MDM がアプリケーションをスキャンして依存性を識別します。 依存性が見つかった場合は、アプリ追加ウィザードの3番目の手順でリスト表示します。 あらゆるアプリケーションの依存性について、管理者は依存性ファイルのアップロードを選択できます。 ただし、依存性ファイルのアップロードなしにインストールできないアプリケーションもあります。

特定のアプリケーションをインストールするときには、管理者がアプリケーションの依存関係を設定できます。 このような場合、1つ以上のアプリケーションがメインのアプリケーションにタグ付けすることができます。 ユーザがメインのアプリケーションをインストールしようとすると、メインのアプリケーションとともにインストールされる依存関係のアプリケーションについて通知されます。

この機能は、iOS、Android、Windows、macOS デバイスでのみサポートされます。

アプリケーションの依存性と前提条件について次の点に注意してください。

  • 管理者は、アプリケーションをデバイスにインストールするための前提条件となる依存アプリケーションを設定できます。 前提条件アプリケーションには、社内アプリケーション、公開アプリケーション、非公開アプリケーション (Android)、VPP アプリケーションを指定できます。

  • 今回、[アプリカタログ] ページの [必須アプリ] カラムに、必須アプリケーションの数が表示されるようになりました。 数字にカーソルを合わせると、必須アプリケーションのリストが表示されます。

  • メインのアプリケーションのインストールがトリガーされると、必須アプリケーションが直接ダウンロードされます。

  • メインのアプリケーションが委譲されている場合は、関連する必須アプリケーションが自動委譲されます。

  • 必須関係が削除されないかぎり、アプリカタログから必須アプリケーションを削除することはできません。

  • あるアプリケーションに複数のバージョンがある場合、バージョンによって必須アプリケーションが異なる場合があります。

  • [監査証跡] ページでは、iOS、 Android、 macOS の前提条件アプリケーションの追加、削除、自動委任が記録されます。

  • 管理者またはエンドユーザーが必須アプリケーションをインストールする場合は、メインのアプリケーションをインストールする前に必須アプリケーションがインストールされます。 すべての必須アプリケーションがインストールされる前にデバイスチェックインが実行されると、すべての必須アプリケーションがアンインストールされます。

アプリケーションが依存性ファイルを必要とする場合でも、Ivanti Neurons for MDM はアプリ導入の際にファイルのアップロードを要求しません。

Samsung デバイスでは、管理者が前提条件アプリケーションを [キオスク モード許可されたアプリケーション] リストに追加します。 [許可されたアプリ] リストに追加された前提条件アプリケーションは、[ブラックリストのアプリケーション] リストに追加されません。

Samsung 以外のデバイスでは、メインのアプリケーションが [キオスク モード許可されたアプリケーション] リストに追加された場合、前提条件アプリケーションをバックグラウンドでサイレントで実行してください。 管理者がキオスク モードでこのアプリケーションを設定する場合にのみ、キオスク モードに前提条件アプリケーションを表示できます。

Windows デバイス - Bridge アプリケーションが配布されない前提条件アプリケーションで、メインのアプリケーションがサイレントで配布される .exe の場合。 依存関係が削除されると、Bridge アプリケーションがアンインストールされますが、.exe はこのステップの後に失敗します。 管理者は、Bridge アプリケーションが既定で配布されないことを確認してください。

Windows デバイス - メインのアプリケーションが対話形式で配布され、メインのアプリケーションに配布されない前提条件アプリケーションがある場合は、前提条件アプリケーションが最初にインストールされ、成功します。 ただし、メインのアプリケーションのインストールが失敗した場合は、前提条件アプリケーションがただちにアンインストールされます。 失敗したメインのアプリケーションのインストールが再試行されるのは、ユーザがインストール要求をトリガーしたときだけです。

自社開発アプリの追加

  1. [アプリ] > [アプリカタログ] へ進みます。
  2. [追加] をクリックします。
  3. アプリファイルを点線で囲まれたボックスへドラッグするか、[ファイルを選択] をクリックしてファイルシステムから選択し、[確定] をクリックします。
  4. [次へ](右下)をクリックします。Ivanti Neurons for MDM は、アプリに依存性ファイルがないかスキャンし、[アプリ依存性] テーブルにリスト化します。
  5. アプリ情報を見て正しいアプリを選択していることを確認します。
  6. [アクション] カラムのアップロードアイコンをクリックしてください。[依存性をアップロード] ウィンドウが表示されます。
  7. [ファイルを選択] をクリックし、ファイルのローカルコピーを指定して [アップロード] をクリックします。
  8. Ivanti Neurons for MDM は、アプリのオプションパッケージを調べ、あればオプションパッケージ表に追加します。 リストにある場合は、アクションカラムのアップロードアイコンをクリックしてください。 [オプションパッケージをアップロード] ウィンドウが表示されます。
  9. アプリ情報を見て正しいアプリを選択していることを確認します。
  10. [ファイルを選択] をクリックし、ファイルのローカルコピーを指定して [アップロード] をクリックします。
  11. [次へ] をクリックします。
  12. (任意)アプリのスクリーンショットを追加し、[次へ] をクリックします。
  13. アプリケーションに別の必須アプリケーションが必要な場合。
    1. [必須アプリ] セクションからオプション [オン] を選択します。
    2. [アプリの追加] タブで必須アプリケーションを検索します。
    3. アプリケーションを選択します。
    4. [保存] をクリックします。
  14. アプリの配布を定義し、[次へ] をクリックします。
  15. アプリ構成セクションを定義し、[完了] をクリックします。次にデバイスが Ivanti Neurons for MDM と同期すると、アプリが依存性ファイルとともにデバイスに導入されます。

    [依存性を追加] ボタンをクリックすると、依存性を追加できます。 アップロード後、追加した依存性は [アプリ依存性] テーブルにもリスト化されます。 管理者が手動で「コンテンツのみ」のオプションパッケージを追加することも可能です。 このタイプのパッケージはバージョンに依存しません。

必須アプリの追加

メインのアプリケーションに必須アプリケーションを追加できます。 メインのアプリケーションの複数のバージョンにそれぞれ異なる前提条件を追加できます。 [アプリカタログ] ページでは、説明、スクリプト、スクリーンショット、配布、アプリの前提条件、アプリの構成を既存のアプリケーションバージョンと同じままにするか、必要な関連アプリケーションを変更するかを選択できます。 メインのアプリケーションとの関連性を削除せずに、必須アプリケーションを削除することはできません。

  • [監査証跡] ページで、対応している必須アプリケーションが以下のように特定のフィールドに表示されるようになりました。

    [監査証跡] ページのサポートされている iOS、 Android、、macOS アプリケーションの [前提条件アプリケーション] セクションには、次のフィールドが表示されます。

    • appVersionId
    • 名前
    • platformAppId

    以下のフィールドを含む自動委譲または委譲解除された必須アプリケーションが表示されます。

    • dmPartitionDistributionType
    • dmPartitionDistributionReason
  • 手順

    1. [アプリカタログ] からアプリケーションを選択します。
    2. [編集] をクリックします。
    3. [アプリ委譲] までスクロールし、オプション [このアプリをすべてのスペースに委譲] を選択します。
    4. [保存] をクリックします。

      複数のアプリケーションを委譲し、メインのアプリケーションからの委譲を削除するよう選択した場合、必須アプリケーションが自動的に委譲から削除されることはありません。